人前に出ると緊張してしまう症状のことを一般的にあがり症といいます。同様な症状として、緊張などで顔が赤くなってしまう赤面症などもあります。しかし、人前で緊張するというのはあがり症ではなくても誰でも経験することです。
あがり症の人は「あがってしまったらどうしよう」と考えるから緊張してしまう、緊張してしまうと不安になってあがってしまう、という悪循環が原因かもしれないですね。
あがり症の特徴としては、人とのコミュニケーションの際に起きます。そして時間が経過すると治癒するものではなくて、ますます重症になるケースもあるみたいです。また、あがり症だけでなく赤面やどもりなどの複数の症状を併発することなどが挙げられます。
あがり症を克服するためには、薬物療法と心理療法の併用が効果的かもしれません。薬剤は、あがり症という障害を取り除くことではなく「あがってしまう」という不安を軽くすることなので短期的には薬物療法のほうが高い効果が得られますし、長期的な効果は心理療法のほうが高い、という報告もあるようです。
薬物療法は、あがり症という「社会不安」を乗り越えるきっかけを作りますが、同様の状況に遭遇するたびに繰り返される「あがり症」という症状は大きく心に根付いているため、これを完全に取り除くためには薬物療法だけでは不十分です。
心理療法では「あがり症」に悩む人が、「あがってしまう」状況に積極的に立ち向かうようにサポートしてくれるようです。重要なポイントは、苦手な状況から逃げ出さないこと、ものの見方や考え方を変化させること、上手なコミュニケーションのやり方を学ぶことにあります。
人はあがってしまうと、心臓の鼓動が激しくなったり、呼吸が早くなったり、ひどい場合には、呼吸困難や震え、発刊などの症状を引き起こします。こうしたあがり症の症状は、緊張と不安が原因となって起こるのですが、自分の意志でコントロールすることは出来ません。いずれの症状も自律神経の働きによるものだからです。
心をゆったりと落ち着いた方向へと導いていけば、緊張や不安がじょじょに解消されていきます。呼吸法はそのための有効な方法です。
[あがり症克服|腹式呼吸]
◆腹式呼吸
(1.)お腹に手をあてて、口から息を吐きながらお腹をへこませます。
(2.)充分息を吐ききったら、今度はお腹をふくらませながら鼻から息を吸います。
(3.)慣れてきたら、次はゆっくりと息を吐くようにします。だいたい吸う時間の倍の時間をかけて吐きましょう。
(4.)息を吸う時は、心もち肩を上げ、息を吐くときは肩を下げながら気も下げます。
◆姿勢
立ち姿勢・座り姿勢は、あごを引き、肩の力をぬき、頭のてっぺんが天から糸で引っ張られている感じで背筋をのばします。椅子に座るときの姿勢は、椅子の前半分に座り、足は引きかげんにして上記の姿勢をとります。
◆実施方法
・人前で話しをする前に、一人静かに上記の姿勢で腹式呼吸をします。
・息を吐く時、吐きながらお尻の穴を引き締めます。
・呼吸法をしながら、暗示の言葉(「ゆったりしている」、「おちついている」など)を繰り返します。
あがり症は、人前であがり、緊張する、思うように話が出来なくなる、顔が赤くなる、人の視線が気になる、という形で現れる症状のことです。人と対面した時に、ひどく緊張してしまうあがり症は、日本人に多く見られる強迫神経症のひとつです。
しかし、あがり症の症状は様々で、その表われ方は人それぞれ違っています。
例えば、赤面恐怖症、対人恐怖、多汗症、書痙、どもり、視線恐怖、電話恐怖、自己臭恐怖、パニック症等あがり症の症状はたくさんあります。
あがり症は人前や対人の時の症状だけでなく、車を運転する時に事故のことを考えすぎて運転できなくなったり、必要なものを捨ててしまうかもと恐れて、ものを捨てられないという強迫観念もあがり症の一種と考えられます。いずれのあがり症の症状も、自分が周囲の人から変に思われるのではないか、という不安が根底にあると考えられます。
日本では「和を尊ぶ」風潮が強く、人間関係が崩れることは社会的な死を意味するため、あがり症の症状が起こってくるのではないかとも言われています。いわゆる「村八分」というのが社会的な死の典型です。
しかし、このあがり症とはほんとうに病気なのでしょうか?
人前で緊張してしう、気持ちが昂ってしまう、落ち着きを失ってしまう、これらの症状は、あがり症の人だけでなく、誰もが経験することです。あがり症の人は自分の症状を病気と考えずに、人よりも緊張する度合いが少し強いだけと捉えてみましょう。
あがり症の原因ともなる劣等感やコンプレックスは、自己嫌悪や自己否定を作り出し、自分自身を幸せにしないように足を引っ張ります。誰しも経験があると思いますが、自分のコンプレックスと向き合おうとすると、とてもイヤな感じがし、つい目を背けたり、意識的に隠したりしまうものです。
例えば、男性の場合「背が低い」とか、女性の場合は「胸が小さい」とコンプレックスを持つことが多いようです。また、自分が住む家に対してコンプレックスを抱いていると、友人や恋人を家に招けなくなります。こうしたことが原因となって、心を閉ざしてしまうことにもつながります。
背が低いとか、太っているとか、家が古いとか、こういう外見が原因になっていることも多いのですが、神経症に悩んでいる場合は、こういう外見的な原因よりも、内面的な原因が一番大きいと言えます。神経症の症状の中に、醜形恐怖と言われている症状があり、この症状に悩んでいる場合、自分の容姿が人よりも劣っていると感じ、劣等感を強くしているケースでも、客観的に見れば、むしろ人並み以上の容姿を持っている場合が多いのです。
しかし、神経質性格の人間は、人一倍欲求が強く、高みから自分を見てしまうために、イメージと現実のギャップによってどうしても劣等感を感じやすいものなのです。
劣等感やコンプレックスで人前で話すことが出来ないと感じたり、人付き合いが上手くいかないと感じる場合、その人の劣等感やコンプレックスからきているケースが少なくありません。あがり症克服には、コンプレックスの原因を把握する必要があるでしょう。
今回はあがり症のメカニズムについて勉強しましょう。あがり症のときに人体にはどのような変化がおきているのか。機能面から知っておくこともあがり症克服のヒントになります。
あがり症は、人前であがり、緊張する、思うように話が出来なくなる、顔が赤くなる、人の視線が気になる、という形で現れます。日本人に多く見られる強迫神経症のひとつです。こうしたあがり症の症状は、人から変に思われるのではないかという不安が根底にあると言えます。
人見知りをするとか、人に気を使うというのは誰にでも多少なりあるものですが、これが過ぎると、あがり症だと言っても良いのではないでしょうか。特に、日本のような和を尊ぶ社会においては、人間関係が社会基盤となっておりその崩壊は、社会的死を意味し、その恐怖があがり症の原因となっているのではないでしょうか。
身体的反応から考えると、人は誰でも緊張すれば、自律神経のうちの交感神経が優位になります。これは動物が毛を逆立てて臨戦態勢に入ったときのような状態です。心臓が高鳴り、顔面は紅潮し、汗をかいて体を硬く緊張させます。つまり、あがり症の人は、交感神経が人より敏感で、このような反応が少々強く出すぎてしまうと考えられます。
あがり症の症状は誰にでも起きる身体的反応なのですが、これが過度に出てしまうのがあがり症です。自分の周囲に対して意識しすぎるが余り、正常な状態を失ってしまうのがあがり症です。なんとか克服できないものでしょうか。
あがり症に悩んでいる人は、必要以上に自身のあがり症について感心が高いようです。
「人前に出るとあがり症になるから」とか「自分はあがり症だから、人前ではうまく話せない」など。自分のあがり症について過度の意識が集中してしまって、あがり症に囚われているのかもしれませんね。
まぁ、あまり気を取られすぎないことです。
克服したいと強く思えば、それもまたあがり症に囚われてしまっていることなので、なるべくあがり症のことを考えないというのが、あがり症克服の近道かもしれません。
そんな時には、NLP(神経言語プログラミング)で、コミュニケーションを勉強してみるのもいいかもしれません。NLPの資格を取って、NLPビジネスコンサルティングを経験してみる。速読(フォトリーディング)を身に付けて、広く知識を得てみるというのもいいかも。
自分と他人とのつながりをコミュニケーションという観点から捉えなおして、客観的に扱うというのがあがり症克服には有効なのではないでしょうか。自分を俯瞰的に見ることが出来れば、緊張もひとつの生理的現象だと考えられるし、冷静な目で「人前」という状況を見ることが出来ます。
自分を第三者的に、客観的にアナリスト(評論家)のような観点で見ることが出来るようになることが、あがり症克服への道ではないでしょうか。なかなか、自分を他人の目で見るというのは簡単なことではありませんが、NLPによって、コミュニケーションスキルを身に付けることによって、可能になるかもしれません。
過去に緊張して失敗してしまった経験、恥ずかしいと感じた経験が思い出されて恐怖がわいてきて、上手く話せなくなるというあがり症の原因があります。いわゆるトラウマというものです。
私たち人間は、過去の体験がトラウマとなってそのとき感じた気持ち、状況がフラッシュバックのように思い浮かんできて影響されるということがあります。過去に人前で話をしたときの失敗がまた繰り返されるのではないかという恐怖に影響されてしまうのです。
過去経験した失敗や不快な体験がトラウマとなって、似たようなシチュエーションに出くわすと、あがり症の症状が出てしまうというあがり症の方がいらっしゃいます。しかし、過去に失敗してしまった状況・条件に、再び遭遇するケースはかなり稀だといえます。
まわりで聞いている人も変わっているはずですし、場所も違うはずです。あがり症の人は、自分本位に考えて、環境・状況の変化を無視して過去の失敗に囚われているだけだと考えられます。誰でも初めての体験では緊張もするし、うまくいかないこともあります。しかし、うまくいかないのはあがり症が原因なのではなく、初体験だからです。
気をつけなければいけないのは、それを「あがり症」が原因と思い込んでしまって、自分を責めてしまうことです。そうではなくて、緊張するのは当たり前だし、失敗してしまってもその原因は、あがり症ではないということです。誰でも、初めての人の前で話をするときは、緊張もするし、汗もかくのです。
「あがり症」は誰にでも起こる緊張や人見知りの症状が、強くなったものです。程度の差こそあれ、誰にでも起こりうる症状があがり症なのですが、原因はどのようなものがあるのでしょうか。
あがり症のメカニズムについては、血液中のノルアドレナリン値が上昇して症状が起こります。
ノルアドレナリンは覚醒や興奮に関係している神経伝達物質で、緊張や不安を感じたときに活発に分泌され、自律神経の交感神経を活性化します。交感神経が刺激されると心拍数や体温、血圧が急上昇するため、動悸や発汗、震えなどの症状が起こるのです。
人は誰でも緊張すれば、交感神経が優位になりますが、あがり症の人は、交感神経が人より敏感で反応が少々強く出すぎてしまうと考えられています。
あがり症のメカニズムはわかりましたが、過度に緊張してしまう原因はどこにあるのでしょうか。
赤面恐怖症や発汗恐怖など、あがり症の症状に悩んでいる人は、緊張や不安を感じて当然の時でも、これを異常なものとか恥ずかしいことと考え、排除しようとしていることが多く、ますます人前での緊張や不安を強くしてしまうという「悪循環」に陥っていると考えられます。
あがり症に悩む人は、最初は少し緊張の度合いが大きかったものが、それを克服しようという強迫観念に襲われてしまい、少しの緊張でも「またあがり症が出てしまう」と不安になり、緊張が緊張を呼ぶという負の連鎖が起きてしまっているのではないでしょうか。
あがり症は日本人に多く見られ、症状は「人前に出るとあがってしまう」、「緊張してしまう」という状態になり、思うように話が出来なくなってしまうとか、顔が赤くなってしまう、他人の視線が気になってしまうという形で現れる、強迫神経症です。
例えば、受験で当日になると本来の力を発揮できなかったり、試験は問題なくできるけど面接になると過度の緊張で失敗したことがあったり、会社に入社して自己紹介がうまくいかなかったり、気になる異性に自分の気持ちを打ち明けられなかったりといった経験は程度の差こそあれ皆さんが経験していることも多いと思います。
上記以外にも人見知りをするとか、人に気を使うということは誰にでも多かれ少なかれあるものですが、こうしたことが過度に強くなり、「とらわれ」や身体的症状として慢性的に起こるようになったのが、あがり症だと言えるかもしれません。
特に、日本人には何事も「暗黙の了解」ということが尊ばれる社会でもあります。沈黙が美徳とされる社会では、自分の考えや意見を述べる機会自体があまり多くありません。そのため多くの人前で話すことに慣れていないのが日本人だともいえます。こうした状況で育つため、人前での話し方が上手になるはずもなく、人前に出るとあがってしまうのも当然なのです。
このように「あがり」という症状は誰にでも起こる正常な反応ですが、なかには不安や恐怖が強く、日常生活に支障をきたすケースが「あがり症」と呼ばれる症状なのです。また社会不安障害(対人恐怖症)のようなケースもありますが、「ここまでは正常、ここから先は病気」といった明確な区別があるわけではなく、程度の違いがあるだけなのです。