あがり症で悩む・・・

あがり症に悩む人は、必要以上に自分のあがり症についての関心が高いようです。
こだわりがあるのかと思うくらい自分のあがり症が気になってしょうがないようですね。「人前に出るとあがり症になるから」とか「自分はあがり症だから、人前ではうまく話せない」などなど。

自分のあがり症について過度に意識を持っているので、あがり症に囚われているのかもしれませんね。

まぁ、何事もあまり気を取られすぎないことです。

克服したいと強く思えば、それもまたあがり症に囚われてしまっていることなので、なるべくあがり症のことを考えないというのが、あがり症克服の近道なのかもしれません。そもそも、人間だもの何かと不得手なことがあってもいいじゃないですか。人前で話すのが苦手な人なんて世の中にゴマンといます。

まぁ、どうしてもあがり症を克服したいと思うんなら、自分と他人とのつながりをコミュニケーションという観点から捉えなおして、客観的に扱うというのがあがり症克服には有効なのではないでしょうか。自分を俯瞰的に見ることが出来れば、緊張もひとつの生理的現象だと考えられるし、冷静な目で「人前」という状況を見ることが出来ます。

自分を客観的にアナリスト(評論家)のような視点で見ることが出来るようになれば、あがり症克服も夢ではないかもしれません。自分を他人の目で見るというのは簡単なことではありませんが、あがり症に囚われてしまっているなら試してみる価値アリでしょう。

あがり症になりやすい人

あがり症に悩む人にはどのような人が多いのでしょうか。一概に全てを括ることは出来ませんが、傾向としては思い込みの強い人があがり症になってしまうようです。例えば、人前に出れば誰でも緊張するのは同じですが、思い込みの激しい人は少しでも緊張すると、『こんなに緊張するのは自分があがり症だからなのではないか…」ろ考えてしまうんだそうです。

あがり症になるほどのトラウマを経験しているわけでもないのに、自分自身で「あがり症かも…」と自己暗示をかける形になっていまい、結果としてあがり症の症状を引き起こしてしまう。つまり、悪循環に陥ってしまうわけですね。

こうした自己暗示は何も思い込みが激しい人に特有のものではなく、誰でも出来るものです。一流の運動選手が『自分は出来るんだ』と強く念じることで、ポテンシャルを引き出すのも自己暗示の効果です。自己暗示によって大きく人は影響をうけるのです。

あがり症だと思い込んでしまうのは、ちょうどこの逆のパターンです。ネガティブな自己暗示によって、自分はあがり症だと強く念じて、自己暗示をかけてしまっていることなのです。

こうした暗示の効果は、子育てにも当てはまります。

子供に「良く出来たね」と褒めて育てるのと、「お前はダメだ、出来ない子だ」と言い聞かせるのでは後々大きな差が出てきます。前者の声かけが子供をプラス思考にして能力が伸びるのに対し、後者ではマイナス思考になってしまうということも暗示の効果のひとつなのです。

あがり症と社会不安障害(SAD)

これまであがり症と診断されてきた方は、もしかしたら『社会不安障害』と呼ばれる病気かもしれません。

[社会不安障害とは?]
社会不安障害(SAD;Social Anxiety Disorder)とは、他人に悪い評価を受けること、人目を浴びる行動への不安により強い苦痛を感じたり、身体症状が現れ、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたす病気のことです。

具体的には・・・
◆会議の場などの衆人の前で発表したり、意見を言ったりする
◆人前で電話をかける
◆権威のある人やよく知らない人との会話

上記のような状況に実際置かれたり、また置かれることを想像しただけでも普通の人よりも強い「不安」や「恐怖」を感じてしまい社会生活や、仕事に支障をきたしてしまう病気です。

実は当サイトでご紹介してきたあがり症も社会不安障害の症状の一つです。
あがり症や対人恐怖症と呼ばれる症状は、人前での行動に不安や恐怖を感じて、それを避けようとすることで社会生活に支障をきたす社会不安障害の症状の一つなのです。つまり、あがり症も対人恐怖症も個人の性格の問題などではなく、精神療法や薬物療法によって症状が改善することがある心の病気なのです。

この病気は、慢性的になって人前に出ることを恐れるようになると、「うつ病」や「ひきこもり」等にも発展してしまいます。そうなってしまう前に専門家や医者に相談して早期治療に務めることが大切です。

また、予防としてコミュニケーションセミナーやNLPセミナーなどでコミュニケーションスキルを学び、コミュニケーションに自信を持つこともいいかもしれません。

あがり症で仕事が上手くいかない。。。

あがり症のせいで仕事が上手くいかない、職場での評価が上がらないという悩みがあります。
あがり症の人は、取引先でのプレゼン、職場での会議、上司への報告時などに緊張して、どもってしまったり、早口になってしまい、どんどん人前で話すのが嫌になって仕事がストレスになってしまうことがあります。

あがり症のせいで、取引先での大事なプレゼンの時に限って頭の中が真っ白になって、何を説明すればいいのか分からなくなってしまう。取引先からの質問にちゃんとした答えが返せなくなってしまう。そんなことが重なって、それが原因でプロジェクトが流れてしまったり、契約が取れなかったりと直接仕事に影響が出てしまう事があります。

こういった経験を重ねると、失敗するのが怖くなってどんどんあがり症の症状がひどくなっていくことが少なくありません。ややもすると、最初は取引先でのプレゼンの時だけあがり症の症状が出ていたものが、職場の上司との会話をする時にも変に意識してしまい、ちゃんと会話が出来なくなってしまう事があります。

本当は仕事が出来るのに、あがり症の性で仕事ができないと思われてしまう。職場での評価が上がらないという悩みを抱えている方は、フォトリーディングビジネス心理学を学んでみるのも一つの解決方法かもしれません。自己開発によって、相手の心理、自分の心理を客観的に見られるようになれば、自然とあがり症の症状もなくなっていくかもしれません。

あがり症の原因;劣等感とコンプレックス

あがり症の原因ともなる劣等感やコンプレックスは、自己嫌悪や自己否定を作り出し、自分自身を幸せにしないように足を引っ張ります。誰しも経験があると思いますが、自分のコンプレックスと向き合おうとすると、とてもイヤな感じがし、つい目を背けたり、意識的に隠したりしまうものです。

例えば、男性の場合「背が低い」とか、女性の場合は「胸が小さい」とコンプレックスを持つことが多いようです。また、自分が住む家に対してコンプレックスを抱いていると、友人や恋人を家に招けなくなります。こうしたことが原因となって、心を閉ざしてしまうことにもつながります。

背が低いとか、太っているとか、家が古いとか、こういう外見が原因になっていることも多いのですが、神経症に悩んでいる場合は、こういう外見的な原因よりも、内面的な原因が一番大きいと言えます。神経症の症状の中に、醜形恐怖と言われている症状があり、この症状に悩んでいる場合、自分の容姿が人よりも劣っていると感じ、劣等感を強くしているケースでも、客観的に見れば、むしろ人並み以上の容姿を持っている場合が多いのです。

しかし、神経質性格の人間は、人一倍欲求が強く、高みから自分を見てしまうために、イメージと現実のギャップによってどうしても劣等感を感じやすいものなのです。

劣等感やコンプレックスで人前で話すことが出来ないと感じたり、人付き合いが上手くいかないと感じる場合、その人の劣等感やコンプレックスからきているケースが少なくありません。あがり症克服には、コンプレックスの原因を把握する必要があるでしょう。

あがり症の原因;プライド

プライドの高い人が、あがり症になることがあるようです。
プライドが高いと、「良く思われたい」、「格好良く見せよう」、「上手く見せよう」、「自分を大きく見せたい」といった思いが強くなり、高じて「欠点を隠そう」、「恥をかかかないようしよう」、「笑われないようにしよう」という思いに変わって、自分を強く縛ってしまうのです。

結果的に、失敗に対する恐怖と不安が起こり、あがり症の原因になっていくのです。

特に日本人は「恥を怖がる」人種のようで、恥に対して神経質です。これは文化ともいえるもので、武士は恥を極端に嫌ったことは有名です。辱めを受けるくらいなら死を選ぶという極端な行動さえ取ったほどです。

また、責任感が強すぎる場合も、失敗に対して強い拒否反応を示しますから、自己防衛本能から「あがり症」を引き起こす傾向があるようです。この責任感は、日本人の美徳のひとつに挙げられますが、こうした性質も「あがり症」の原因のひとつと考えられます。

プライドを持つことも、責任感が強いことも決して悪いことではありません。しかし、プライドが強すぎる、責任感が強く妥協が出来ないというのは、極端かもしれません。あがり症で悩んでいる人は特に、「適当に」考えるということが必要かもしれません。

あまり悩みすぎずに、ことに対処する。失敗しても、「次、頑張ればいいや」くらいの気持ちでいると自分を強く縛り過ぎないので、あがり症を克服していけるかもしれません。

あがり症になるのはどんな人?

あがり症になってしまう人は、思い込みが強い人が多いそうです。
というのも、人前で緊張するのは誰でも経験すること。それなのに、少しでも緊張すると「自分はあがり症なのではないか・・・」と思い込んでしまう。

直接、あがり症になってしまうようなトラウマがあったわけでもないのに、自分で「あがり症かも・・・」と自己暗示をかけて、あがり症を引き起こしてしまう。つまり、あがると思うから、あがってしまうということがあるわけです。

自己暗示というものは、何も特別な技術ではなく誰でも自分で出来る行為なのです。一流のスポーツ選手が「自分は出来るんだ」と強く念じることで、最大の力を発揮すると言われるのも暗示の効果です。自己暗示によって、人は大きく影響されるのです。

あがり症だと思い込んで、結果あがり症になってしまうのは、ちょうどこの逆のパターンです。自分で自分があがり症だと強く念じて、自分に自己暗示をかけてしまっているということなのです。こうした暗示の効果は、子供を褒めて育てなさいということにもつながります。

子供に「良く出来たね」と褒めて育てるのと、「お前はダメだ、出来ない子だ」と言い聞かせるのでは、前者のほうがプラス思考になって能力が伸びるということも暗示の効果のひとつなのです。このように暗示によって、人は大きく影響されてしまうことがわかっていますが、あがり症の多くも自己暗示による、ネガティブイメージの増幅があがり症につながっていると考えられています。

あがり症の原因

「あがり症」は誰にでも起こる緊張や人見知りの症状が、強くなったものです。程度の差こそあれ、誰にでも起こりうる症状があがり症なのですが、原因はどのようなものがあるのでしょうか。

あがり症のメカニズムについては、血液中のノルアドレナリン値が上昇して症状が起こります。
ノルアドレナリンは覚醒や興奮に関係している神経伝達物質で、緊張や不安を感じたときに活発に分泌され、自律神経の交感神経を活性化します。交感神経が刺激されると心拍数や体温、血圧が急上昇するため、動悸や発汗、震えなどの症状が起こるのです。

人は誰でも緊張すれば、交感神経が優位になりますが、あがり症の人は、交感神経が人より敏感で反応が少々強く出すぎてしまうと考えられています。

あがり症のメカニズムはわかりましたが、過度に緊張してしまう原因はどこにあるのでしょうか。
赤面恐怖症や発汗恐怖など、あがり症の症状に悩んでいる人は、緊張や不安を感じて当然の時でも、これを異常なものとか恥ずかしいことと考え、排除しようとしていることが多く、ますます人前での緊張や不安を強くしてしまうという「悪循環」に陥っていると考えられます。

あがり症に悩む人は、最初は少し緊張の度合いが大きかったものが、それを克服しようという強迫観念に襲われてしまい、少しの緊張でも「またあがり症が出てしまう」と不安になり、緊張が緊張を呼ぶという負の連鎖が起きてしまっているのではないでしょうか。